初めての両親の声を聞いて感動する娘　

Girl Overcome With Emotion Hearing Parents' Voices For First Time

生まれて初めてお父さんとお母さんの声を聞くことができた少女は、感無量の様子でした。ケラちゃん（3歳）は、人工内耳のスイッチが入って世界の音が聞こえるようになると、すぐに頭に手を当てて涙を流しました。しかし、彼女の反応とは裏腹に、このスイッチはケラを傷つけるものではありませんでした。彼女の両親であるニキタ（33歳）とカニーフ（25歳）が彼女の名前を呼ぶのを聞いたときのショックが大きかっただけです。

ケラが生まれたとき、新生児スクリーニングに失敗したことを知らされた一家にとって、この涙の瞬間は長い旅の終わりを告げるものでした。数ヵ月後にも検査に不合格となり、その後、補聴器を使ったスピーチやランゲージにも反応しなかったため、ケラは1月に人工内耳の候補となりました。手術は8月フロリダ州オーランドのネムズ小児病院で行われましたが、家族がスイッチオンできたのは、切開部分が完全に治癒した10月になってからでした。ニキティアさんによると、手術後の数週間で、娘は自然の音を認識するようになったそうですが、人間の言葉がどこから聞こえてくるのかはまだ理解できないとのことです。