障がいのある少年を応援するランナーと観客　

Runners Cheer On Boy With Special Needs To Win Race

世界でも10人に満たない希少な遺伝子疾患を持つ少年が、初めての陸上競技大会に出場し、大歓声の中でゴールして優勝しました。ZBTB18」と呼ばれる超希少な遺伝子疾患のために特別な支援が必要なボー・ワイチャーズ君（13歳）は、4月27日、アイオワ州シーダーフォールズのホームズ・ジュニア・ハイで開催された陸上競技大会に出場しました。多数の学校が参加する大会で、白い服を着たボー君は、1つの学校から複数の選手が走れるスプリントレースに出場したいと考えていました。他の学校の選手が走る中、彼は同級生のブレナンの隣にいたのですが、号砲が鳴るとブレナンはレースを無視してボーを応援しました。彼がボーを抱きしめると、事情を知らされていなかった他校のランナーたちは、すぐに減速してボーを励ましました。ボーの母親のアマンダさん（42歳）は、その瞬間をカメラに収めました。2人がトラックの端に到達すると、息子はライバルを追い抜き、満員のスタンドの前で最初にゴールしました。アマンダさんによると、ボーはその前の週にチームと一緒に練習をして、テンションを上げていたそうです。当日は、柔らかいフリスビーを使った円盤投げや、ソフトボールを使った砲丸投げなど、学校側が工夫を凝らした競技を行いました。